都内の大学病院で病棟看護師7年の経験がある看護師ライターのkobachiiです。2021年に大学の同級生で外科医師の夫と結婚しました。看護師の結婚相手には、やはり医療系の職業の人が人気です。学校や職場で出会い、看護師の仕事内容や不規則な勤務形態に理解のある人が多いからです。看護師と医師が結婚した場合、どんな夫婦生活を想像しますか?共働きの場合と片方が仕事をやめてしまう場合で状況は異なりますが、私を含めて看護師側が仕事を辞めてしまうことが多いです。その理由と結婚生活においてどんな問題が起こりやすいのか述べていきたいと思います。

1|看護師と医師夫婦の結婚生活
皆さんは看護師と医師の夫婦の結婚生活にどんな想像を抱きますか?高収入でお互い自立していそう、忙しくて仲が悪そうなど人それぞれイメージがあると思います。下記で実際の私たちの生活を述べていきたいと思います。
1-1|理想と現実
2021年に結婚した私たち夫婦は結婚する前に9年間の交際期間があったことから、すぐに妊娠を希望しました。結婚後ちょうど1年後に妊娠が発覚し、産休に入るまでの間は、夫婦共に常勤での収入があったためパワーカップルと言われていました。当時の夫の年収は大学病院の勤務医3年目で1200万円程、私は看護師7年目夜勤回数5回ほどで年収は600万円程でした。都内の家賃20万円の賃貸物件に住んでいました。家賃は夫が払い、私は光熱費と生活費全般を支払っていましたが、毎月給料の半分は貯金に回せるくらいの余裕のある生活をしていました。この時はお互い当直や夜勤もあり、顔を合わせる機会は週に1〜2回、なんてこともあり休日が合えば外食やどこか出掛けていました。交際期間が長かったこともあり、お互いの仕事を尊重して家事はできる限り時間の空いた方がやるというスタンスで協力して生活していました。
1-2|直面する問題
パワーカップルの中でも子供がいるかいないか、共働きかそうでないかで状況は異なります。私たち夫婦は子供を授かった後、私が仕事をやめて家庭に入っているのでその状況で直面した問題について述べていきたいと思います。本当は私も仕事に復帰する予定でしたが、当時の外科医師は月に休みは1回程度で朝早く、夜は日付を超えて帰ってくる日もありました。急患や緊急手術もあり、家庭を顧みずに働くという言葉がぴったりな夫の状況を見て、家事と育児は私が担当しなければという責任感にかられました。ちょうどタイミングよく夫の地方病院への出向が決まったので私は大学病院を退職し専業主婦となりました。子供と2人で過ごす時間はとても幸せで毎日がのんびりしていましたが、夫が仕事で家にほとんどいないので完全ワンオペ育児になります。この状況に私はすごく孤独を感じました。これこそが直面する問題です。お互い仕事に一生懸命の時には感じなかった孤独感は、子育てに一生懸命励んでも一人で背負わなければいけない重圧となり徐々に苦しいものになりました。私の周りには医師と看護師が結婚して看護師が専業主婦になって家事育児を担当している家庭が多くありますが離婚している家庭が多いのも事実です。
2|看護師と医師夫婦の夫婦円満のコツ
それ違いも多く、仕事は夫、家事育児は私と完全に分業している私たち夫婦ですが、今のところ夫婦円満であると感じています。お互いが夫婦円満のために大切にしていることを述べていきます。
2-1|私が結婚生活で大切にしていること
私が結婚生活で大切にしていることは、2つあります。1つ目は他人を羨ましく思わないことです。都内の子育て世代は私の周りも含めてほとんどが共働きです。家事や育児を夫婦で協力して行なっている家庭がほとんどです。しかし、医師の家庭はそうはいきません。勤務医か開業医か、何科の医師かによっても違うとは思いますが、基本ワンオペ育児は変わりません。休日に公園でパパが子供を遊ばせているのを見るとどうしても羨ましく感じることもあります。私はパパとママ2人分の役割があると思って娘との時間を大切にするように意識して心がけました。2つ目に大切にしていたことは、娘の前で夫を尊敬するようにしていたことです。どうしても時間的に娘と夫が過ごす時間は少なくなるので娘も夫に懐きにくいです。夫のいない時間でも「パパにお土産に持って帰ろうか」「パパに見せてあげようね」など会話に加えるように心がけ、「パパの仕事はお医者さんだよ」と仕事内容を説明するようにしていました。夫が休みの日は、本当は私の一人時間が欲しいけれど、夫と娘の二人で長時間出かけるのは難しかったので2人の安心のためにできるだけ家族3人で出かけるようにしていました。その中でも2人で近所の公園や簡単な買い物などだけでも行けるように工夫して2人時間も確保するように努めていました。少しずつ我が家のペースで夫と娘の距離も近づいていったように感じています。
2-2|医師側が夫婦円満になるためにできること
夫は休みの日は必ず家族時間を作ってくれます。朝まで仕事のある日でも車で2時間かけて動物園に連れていってくれたりもします。当たり前かもしれませんが、休みの日に1人で過ごす時間はなかなか無いと思います。そして急患や手術が入って休みが休みで無くなってしまう日もあります。突然の予定変更は医師にはつきものです。私も期待しすぎずにいざとなったら私1人でも娘をどこへでも連れて行ってあげられると自負できます。有名なテーマパークも娘と2人で行きましたし、新幹線に2人で乗ることも慣れています。そんな時に「仕事だから仕方がない」という気持ちではなく「ごめんね」「ありがとう」という気持ちがあれば、相手に対して寛容でいられると思います。家族と過ごす少しの時間を大切にできることと日頃の感謝を妻に伝えられることが夫婦円満のためには大切であると感じています。
3|まとめ
医師と看護師夫婦の結婚生活には理想だけではなく、問題もあります。医師の妻は収入面では苦労しないことが多いですが、子育てや家事を全て一人で行う必要があり孤独を感じやすいということです。夫婦なのに一人で子育てを背負わなければいけないというのは覚悟のいることです。夫への愚痴がたまり、夫婦で話し合う時間すらもてないことで離婚する医師家庭も多いです。けれど私は看護師だから夫の仕事内容を理解してあげられる、1番の理解者であり応援者でいられる。安心して仕事ができる環境を作ってあげられると思っています。収入面での不安がないことや専業主婦で子供と過ごす時間をたくさん持てることは恵まれた環境であると夫に感謝しこれからも夫婦円満でいられるようにお互い努力していきたいと思います。


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